外壁のおはなし~サイディングとは~
「外壁」とは名前の通り、家や建物の外側にある壁のこと。
風雨に晒される外壁は、耐火性、断熱性、耐水性、防火性、耐震性など、あらゆる特性が求められる部分です。
今回は、外壁仕上げの主流である「サイディング」についてのお話です。
サイディングとは
サイディング(サイディングボード)とは、建物の外壁に張る仕上げ用の板材のこと。
以前はモルタル仕上げが主流でしたが、最近ではこのサイディング仕上げの外壁が多くなっています。
理由としては、乾式工法のサイディングは簡易施工のため、工期が大幅に短くなり工事費用を抑えることができるから。
またデザインが豊富で、さらに重要なのがその軽さです。
従来のモルタルに比べ、重さは半分以下。軽い方が建物への負荷を減らせますし、耐震性もぐっと上がるのです。
サイディングの種類
1.窯業(ようぎょう)系サイディング
セメント質原料とパルプや木繊維といった繊維質原料を成型し、養生・硬化させて塗装をした外壁材です。
デザインが豊富で、耐久性が高く、施工方法も簡単なことから、現在多くの新築物件や店舗の外壁に採用されています。
2. 金属系サイディング
ガルバリウム鋼板などの金属を成型した金属系サイディング。
サビに強く、表面に焼き付け塗装を行っているため、建物外観の美しさを長く保つことができるというメリットがあります。
「金属」といっても重さはモルタルの約10分の1と超軽量。
既存の外壁に重ねて塗布するリフォーム用外壁材にも最適です。
耐震性や断熱性も高く、雨や雪の侵入も防ぐことができる優れた外壁材です。
3.木質系サイディング
名前の通り「天然木」を材料に、表面に塗装を施した外壁材です。
独特の雰囲気があるので、外観デザインにこだわった住宅に多く使われます。
デメリットとしては水に弱いところ。
多くの水分が含まれた状態で放置していると、外壁劣化につながるため、こまめなメンテナンスが必要です。
4.樹脂系サイディング
プラスチックの一種である塩化ビニル樹脂を板状に加工したもので、耐久性が高く、凍害にも強いため、主に北米などで普及している外壁材。
日本で取り扱いの少ない外壁材ですが、サビや腐食の不安がなく、軽量でメンテナンスが簡単などのメリットがあります。
このように、サイディングにはさまざまな特徴をもつ種類があります。
家のデザインやイメージ、気候などに適した外壁材を選ぶと良いでしょう。
ただし、耐候性のある塗装がされていても、紫外線や風雨などの影響を大きく受けるのが外壁。
放っておくと劣化が進んでしまいます。
定期的な外壁メンテナンスをしっかりと行うことが大切です。
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