梅雨前に!雨樋をチェックしましょう
最近多いのが、梅雨から夏にかけての集中豪雨。
そんなとき、雨樋から水があふれ出ている光景を見たことはありませんか?
屋根に降った雨水を一か所にまとめて、排水設備に流す役割をするのが雨樋。
この雨樋がないと、落ちた雨水が外壁をつたって地面に水たまりを作ったり、地面に跳ね返った水が家の外壁を濡らしたり、家の周辺や外壁に悪影響を及ぼします。
今回は、これからの梅雨本番に向けた、雨樋メンテナンスについてのおはなしです。
雨樋の起源
雨樋の起源は奈良時代と言われています。
住宅では生活用水として、神社仏閣では雨水を排水する目的として、当時は木製の雨樋が使われていました。
平安時代にはすでに存在していたとされており、現存する最古の雨樋は奈良時代(8世紀)建立の「東大寺法華堂(三月堂)」に残されています。
明治時代には、トタンやブリキ製が多くなり、戦後から高度成長期にはプラスチック製に発展しました。
雨樋が壊れる原因
雨樋は、屋根に降った雨水を一カ所にまとめて、排水設備に流す役割をしています。
もし雨樋がなかったり、詰まっていると外壁や家全体にトラブルが起きる原因となります。
では、雨樋が壊れる原因にはどのようなものがあるのでしょうか。
● 落ち葉・ゴミの詰まり
● 経年劣化による管の割れや壊れ
● 自然災害による破損
などがあります。
雨樋が壊れる原因は様々ですが、壊れたまま放置しておくのは危険。
雨樋本来の役割を果たすことができず、雨水が外壁から基礎にまで侵入してしまい、家の劣化に繋がってしまいます。
これから雨が多くなる時期に入る前に、自宅の雨樋をチェックしておくことが大切。
落ち葉やゴミが流れて詰まらないように、周辺の清掃をしておくと安心ですね。
雨樋の不具合が引き起こすトラブル
雨樋の不具合を放置しておくと、地面に跳ね返った雨水や泥により、外壁や家の土台部分が汚れて、家全体の劣化を進めてしまうことになります。
雨樋の不具合による住宅トラブルには、主に次のようなものがあります。
● 雨水が家の躯体、基礎にまで侵入し、家の湿度が上昇する。
● 湿度が上がることにより、外壁にカビやコケが発生する。
● シロアリが発生する。
● 雨漏りを引き起こす危険が高くなる。
特に、シロアリはジメジメと湿気がたまる場所が大好き。
湿度を含んだ木材は、シロアリにとって天国のような場所なのです。
知らないうちにシロアリが外壁の内部に入り込み、家の基礎である木材を食べてしまうと被害はあっという間に広がります。
被害が家の内部にまで進み、木材はスカスカ。
外壁の内側は腐食でボロボロ。
こうなるとメンテナンスも大掛かりになり、高額な修繕費が必要になります。
そんな被害を防ぐために、梅雨前の雨樋チェックはとっても大切。
雨樋の歪み・ズレ・ヒビ・曲がりなどをチェックし、雨樋や外壁周辺の清掃も行いましょう。
梅雨前の早めのメンテナンスで、長引く梅雨を安心して過ごしたいですね。
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