海沿いの家のメンテナンス方法 | 千葉でリフォームの専門会社を運営し役立つ情報をお届けしています

窓から見える美しい海と、さわやかな風。
まるでおとぎ話の中に出てくるような海沿いの家での暮らしに、誰もが一度は憧れたことがあるのではないでしょうか。
しかし一方で、理想的な海沿いの家には大きな問題点も。
そのひとつが「塩害」です。
「塩害」とは、塩分を大量に含んだ海風が、屋根や外壁、玄関ドア、窓のサッシなど、家のあらゆる金属部分を劣化させること。
しかもその劣化のスピードが通常よりも早いため、せっかく建てた家の屋根や外壁にすぐサビやヒビ割れが生じてしまうのです。

では、海沿いの家は日頃からどのようなメンテナンスをすればよいのでしょうか。

日常的なメンテナンス

海沿いの家の屋根や外壁は、海からの強風や塩分によって劣化のスピードが早くなります。
少しでも屋根や外壁のサビやヒビ割れの被害を防ぐために、日頃からこまめな掃除を心掛けるようにしましょう。
ホースやブラシを使って、屋根や外壁についた塩分をきれいに洗い流す方法がおすすめ。
このとき、屋根や外壁の塗料が剥がれないよう、優しくお手入れすることが大切です。
※高圧洗浄機も塗料の剥がれにつながるので、使用には注意が必要です。

また、同じ家の屋根や外壁でも、海風が当たる位置によって劣化の状態も異なります。
地面に近い外壁部分や、軒下などは一度塩分が当たると、雨によって洗い流される機会がなく、塩が残ったまま放置されることに。
このような雨水が当たらない場所こそ、定期的なお手入れが必要です。

フッ素系塗料

塩害対策に有効なのが「フッ素系塗料」。
これを屋根や外壁に塗ることで、耐用年数が約15年と長くなり、定期メンテナンスの回数を減らすことができます。
フッ素系塗料は、屋根や外壁塗装に使用されるものより価格が高くはなりますが、耐用年数を考えると、このようなグレードの高い塗料もおすすめと言えるでしょう。
また、従来のガルバリウム鋼板の約3倍の耐久性を持つ「次世代ガルバリウム鋼板」と呼ばれる外壁材も開発されています。

厳しい腐食環境でも、耐食性が高く、屋根や外壁への塩害に大きな効果をもたらしてくれます。
塩害にお悩みの方は、これらの塗料や外壁材を使った塗装も検討してみると良いですね。

心地よい海沿いの家での暮らしに潜む、塩害問題。
塩害を最小限に抑えるために、日頃から自分でできるお手入れを心掛け、海沿いでの快適な暮らしを楽しみたいですね。

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